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ジムニーシエラ JB74W:デッドニング(静音化)計画 ① ボンネット篇 - Fulmando Blog

ジムニーシエラ JB74W:デッドニング(静音化)計画 ① ボンネット篇

2021.11.10 Wed | CAR

これはデッドニング(静音化)計画の長い戦いの記憶である。愚者フルマンは手始めに難易度の低いボンネットから始めてみたが……

※あくまで個人の感想です。そして当方すこぶる耳が悪いです。
※施工方法もネット情報からの独学。もし間違えていたら教えてください。こっそり直します(笑)

戦果報告

防音:★☆☆☆☆ 断熱:★★★★★ 難易度:★☆☆☆☆
作業人数:1人 作業時間:3時間

防音効果ほぼなし

いきなり残念な結果。スタートでずっこけたような。事前にある程度予想してましたが、ここまで効果がないとは。
施工後すぐは特定の音域が遮音されているように感じました。微妙に違う程度。それだけなら良いのですがそれがなんとなく不快な変化。例えると壊れたスピーカーのような一部の音域が出ていない感じ。一応効果はあったということでしょうか?

数日経った今では慣れなのか、忘れたのか全く気にならなくなりました。今思うと、ある音域が抑えられたことによって、別の音域が目立ってしまい不快と感じるようになったのかもしれないです。

断熱効果は抜群

寒くなってきた今(11月)でもちょこっと走っただけで熱くなっていたボンネットがほぼ熱を感じないくらいになりました。
ここでふとボンネットで遮熱してエンジンルームは大丈夫(今更)?と思ったのですが、そもそも鉄板が剥き出しの車はあまりなく(俺調べ)、ボンネット(鉄板)が熱くなると相乗的にエンジンルームも熱くなりますし、太陽など外気から断熱するメリットはあるかと。少なくとも塗装に対してはメリットしかないので気にしない!

安っぽい鉄板音がなくなる

コンコンと叩いた時、安っぽい音出なくなります。そんな確認する人いないですけど。
副作用というか当たり前なのですが、ボンネットが1kgほど重くなります。これも高級感が出て剛性が上がった(雀の涙ほどでしょうが)と前向きに捉えれば幸せになります。

作業は簡単

何も外すものがなく面積も小さいので入門用にはちょうど良いです。
ただエンジンルームなので施工は万が一がないよう注意する必要があります。

作業内容

実際行った作業です。最後に紹介する「参考サイト」をもとに作業しました。文句はこちらに言ってください(冗談です)。
音の発生源であるエンジンが真下にあるので、耐火性のある小面積でも効果がある?良いものを使ってみました。作業手順は以下の通りです。

作業環境

作業は20度前後ですこし肌寒くデッドニング作業には向かない(粘着力が弱くなる)のですが、ボンネットはエンジンで暖まっているので問題ないです。もし冷えてきたらエンジンかければすぐに暖まります。ただし火傷にはご注意を。

1. 制振材を貼る

写真は撮っていないですが余った制振材を追加で空いたところにも貼りました。

エンジンルームということもありちょっと贅沢に「レアルシルト」にしました。YouTubeで観た情報によると制振材は7割以上であれば十分効果があるとのことですのでどの程度するかは財布と相談で。本当は1枚でべたーっと貼った方が良いのでしょうが、その貼り方するとサイズ的に変に余るのでこのような感じになりました。左右対象にはしてますが狙った訳ではありません。
貼る場所は以下の点に貼っていきました。

  • 平らで大きな面積のところ
  • 叩いて音が響くところ

2. 吸音・断熱材を貼る

我ながら綺麗に貼れました。隠れてしまうんですけど。

制振材と同様、ちょっと良い吸音・断熱材「ゼトロ耐熱吸音シート」を貼りました。こちらは制振材と違って10割がベスト(やればやるほど良い)とのことですが、物理的に無理なのでできる範囲で。
パッと見燃えそうな綿?があるんですけど大丈夫なのでしょうか?説明にボンネットにとありましたので大丈夫とは思いますが。
あと粘着力がどうかなと思いましたが、意外とありました。でも天井に貼る(重力に反するので取れ易い)のでスプレーのり等で補強した方が良いかもしれないです。(みんカラ調べ)

【注意】吸音材は制振材の上に貼るようにしてください。吸音材は吸水性もあり錆の原因になることがあります。
事前の計画ではアルミテープを貼る予定(購入済み)でしたが、すっかり失念してました。ボンネットはまだ小さいので良いのですが、これが床下やルーフの場合はどうするんでしょう?制振材はもちろんアルミテープも安いものでないですよ。

3. ジムニー専用断熱マットを設置

綺麗なんですけど端の浮きが気になります。

万が一、先に貼った制振材、吸音・断熱材が落ちてくるのが怖いので、上から「断熱マット」を設置しました。
この断熱マット自体に断熱、吸音、熱反射、遮音防音材料が含まれておりますので、先の手順1、2は不要ともいえます。というか結果をみるとおそらく不要でした。

取り返しがつかないけど、断熱マットの周りをアルミテープで貼ると効果が出るのではと思っているのですがどうなのでしょう?そうするとメルカリで売ることができないデメリットで二の足を踏んでしまいます。

【注意】一度取り付けるとネギ穴がバカになってしまうので外すにはピンを壊すしかありません。ちなみに車屋さんに普通に売ってます。

余談

音の確認問題

無料の「騒音測定器」アプリを使用したのですが、ある程度は正しそうです。
アイドリング時、2000、3000、4000回転で空ぶかしして測定したところ、なんと施工後のが若干悪かったです。エンジンが暖まっていなかったり周りの環境にもよりますし、同一環境で測るというのはかなり難しいです。ただ、目に見えて(この例えおかしいですね)違いが分かるものではなかったのは確か。
あと、回転数がが大きければうるさいともいえず、明らかに4000回転のが音が大きく不快だったのですが数値は3000回転のが高い数値がでました。なんちゃってアプリの限界でしょうか。

ちなみにiPhoneで録音したところ
「ボイスメモ」は中音域(声)を拾い他は捨てるので全く使えません。
「カメラ」の動画は「ボイスメモ」よりマシ程度です。
スマホでなくボイスレコーダーを使ったところ、これが一番現実に近かったです。でもボイスレコーダーですからねー

断熱マット配送問題

この「断熱マット」、Amazonで購入しまして2度返品しています。
というのも許容できない凹み変形があったので。製品(アルミ)の性質上、傷が付き易いのは良いのですけど、凸凹していてそれほど柔ではなく余裕で自立できるくらいそこそこ硬いのですが。

1度目は真ん中あたりの目立つ箇所に親指大の凹みがあり、迷ったのですが安いものでもないですしボンネット開ける度にそれこそ凹みそうなので交換してもらいました。
問題は2度目、なんと薄い透明のビニール袋だけの状態(ほぼ裸)で配送。案の定、端の1/5ほどがグチャグチャ。業者さんもあっと顔に出るレベルで、即そのままお返ししました。ここまでは良いのですが(良くない)、これに続きがあって、受け取りもしていないのに配送完了になっていたのでカスタマーに連絡して送り直してもらいました。なんつー手間。
念押ししてお願いした甲斐もあって?3度目の正直、やっとまともなもの(それでも少し凹み、折れありましたが妥協)が送られてきました。

ちなみに出品者に連絡とったところ、そういったことは数百売って数件とのことでしたが、その内2度にあたるってどんな確率やねんと。で、配送に関してはAmazonに委託していて一切関与してないとのことなので、出品者に言っても無駄です。

もし購入される際は、事前にカスタマーに相談すると良いかもしれません。
しかし、昨今のAmazonはあまりいい話聞かないですよね。佐川さん問題あたりから?

参考サイト

里山4ライフ

デッドニングの基礎からメーカー別の特長、部位別のデッドニング方法など分かりやすくまとめてあります。ただ、すべてを1ページにまとめていてかなりの情報量なのでプリントアウトすると見易いです(紙世代)。

くるまや工房

プロによるジムニーシエラ(JB74W)の施工の工程が見られます。言わばデッドニングの理想像。当たり前ですが、潤沢にシートを使っているので真似するとトンデモない金額になります。このシエラに一度乗ってみたい。

DIYラボ

会話形式で基礎から応用まで丁寧に教えてくれます。
会話形式が読み易い人にはオススメなのですが、個人的にこういった無駄なやりとり苦手でして。漫画や小説は好きなんですけど。ただ、内容は充実しているので取っ掛かりとしてはオススメです。

https://www.diylabo.jp/column/column-888.html