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ジムニーシエラ JB74W:スロコン NewPPT - Fulmando Blog

ジムニーシエラ JB74W:スロコン NewPPT

2022.06.02 Thu | CAR

走り始めや坂道だとややもたつきある事で有名なジムニーですがシエラも例外ではなく、スロコンを付けたら解決(疑似的ですが)しました。

NewPPTの機能・使用感

コスパ:★★★☆☆ 機能:★★★★☆ 使い勝手:★★★★★

今時の車はアクセルペダルの開閉をコンピューター制御していて、スロコンはその設定を弄ることでレスポンスがよくなったように勘違いさせる製品。実際踏んだ以上に踏んだように勘違いさせたり、その逆も然り。3万と高額ですが、期待通りの性能で買ってよかったです。

機能としては、エコ、スポーツ、スポーツプラスの3モードあり、各モードで-3から+3までの7段階微調整できます。エンジンを切っても現在の設定のみならず各モードの調整も覚えているので便利。

詳しくはNewPPT公式サイト

NewPPTを選んだ理由

類似品はたくさんあったのですが、シンプルなデザインで直感的なボタン配置と操作ができる「NewPPT」を選びました。
欠点はジムニーシエラ JB74でしか使えないこと。同じ規格(スズキ)なら大丈夫だとは思うのですが、もちろん保証はされないですし、なにより安全に関することなので事前にメーカーにご確認ください。
他社のスロコンだとハーネス(コード?)を変えるだけで他の車でも使える製品もあり、乗り換えても使えることは大きなメリットです。

あと、他社のスロコンはゴツゴツしたいかにもなデザインで、昭和っぽくて嫌いではないのですが、操作や設定方法が煩雑に感じました。そんなに頻繁に弄るものでもないので問題ないと言えばないのですけど。

操作方法・各モード

中央の【○】でモード変更。押下する度にエコ、スポーツ、スポーツプラス、オフと変わり、【+】でアクセル開度を開けて、【ー】で閉めます。現在どのモードでどう調整されているか点灯状態で確認できます。

ちなみに私は、エコ+1、スポーツ±0、スポーツプラス-3に設定し、下道はエコ、高速はスポーツ。峠道は状況に応じてモードを変えています。スポーツプラスは怖くて使いません。

画像は緑でプラスが1つ点灯しているので「エコ+1」の状態。ご覧の通り結構な光量なので下向きに付けるなど目に入らないよう設置する方が良いです。ちなみにスポーツは黄、スポーツプラスは赤、オフは消灯と直感的。

エコモード

出足だけ少し良くなります。これだけで良いくらいというか、ほぼこれしか使ってません。
街中を走るのに適していて名前の通り気持ち燃費が良くなりました。じんわり加速するより出足はすっと加速した方が燃費がよくなることを利用しているかと。マイナス調整だとノーマルより遅くなるので使えないのですが、高齢の方には良いのかもしれないですね。

スポーツモード

高速道路や峠道など勾配があるところで活躍。
当然、燃費は悪くなりますがジムニーじゃないようなシャキッとした走り(やっと普通車)になり、かなりのストレスレスに走れます。

スポーツプラスモード

使わないではなく使えないです。試しに交通量が少ないところで使ったのですが大袈裟でなく吹っ飛びました。
エンジンに過度な負担もかかり故障の原因にもなりえるので、間違えて選択した場合に備え-3に調整しました。それでも怖いくらい加速します。

オフ(ノーマル)

車検などで他人に運転させる場合に使います。
エコでも問題なさそうですが、同じシエラに乗っている友人にエコで運転してもらったところ出足に驚いてました。たまにスロコンの効果を実感するために使いほくそ笑むという意外と重要なモード?です。

取付方法

難易度:★☆☆☆☆ 作業時間:5分

アクセルペダルの根本に付いているコードを外してスロコンをかますだけ。あとは配線がたれないようにハンドル裏のカバーにテープで貼り(他のコードに掛けてもOK)、本体をミラー操作の下に付属の両面テープで取り付けました。

取り付け場所

届く範囲ならどこでも良いのですがジムニーの場合ここ以外考えられないのでは?
いずれにせよライトが無駄に明るいので下向きか目に入らないところに設置するのが良いです。

コードが結構硬く、根元は全然曲がらないのでこういった付け方になりました。アクセルに関する装置なので、アクセルペダルの真上に置くのは良い場所だと思います。縦置きのがより直感的なのですが収まりの良い横置きにしました。

安全性・保証について

先にも書きましたが、車に無理をさせる(スポーツプラスモードで思い切りアクセルを踏む)と、最悪、警告灯が点灯して吹け上がらなくなったり、回転が付いていかないなどの不具合が発生する場合があるようです。
「NewPPT」では確認できませんでしたが他車スロコンで。

そういった不具合をネットで3件ほど見つけました。それ以上に付けてよかった人の情報が無数にありましたので、余程無茶な使い方をしないのであれば問題ないと判断。特にジムニーは車の特性上、付けている人が多いので情報もたくさん出てくる。そこで不具合の情報は見つからなかったのでまず大丈夫だと思いますが、長く使うとどうなるかは分かりません。

ディーラー保証なしに

スロコンを付けるとメーカー保証が効かなくなります。
「弄るのはコンピューター系ですが、最悪エンジンなどにダメージが及ぶこともないとは言えませんので自己責任で(嫌な言葉ですよね)」と言っておりました。

スポーツプラスモードは使わない

比喩ではなく飛んでいくような加速になるので基本使いません。間違えても軽微に済むよう設定を-3にしておくと良いです。もし使ったとしても事故防止のため降車時にモードを下げることをお忘れなく。
ネットで「スロコンでエンジンが壊れた」などの情報の主因は恐らくこれ。いきなりアクセル全開にすればエンジンに相当の負荷がかかるのは当たり前ですよね。

【おまけ】他社比較

比較検討した製品を簡単に紹介します。それぞれ長短ありますが、機能としては変わらないようです。実際使ったわけではなくネット情報だけの判断なので参考まで。

PIVOT:3drive EVO

コスパ:★ 機能:★★★★ 使い勝手:★☆

スロコン界では有名なメーカーのようで、調べると大概これをつけてました。
機能は「NewPPT」と似たようなものですが、本体とハーネスが分かれていてハーネスを変えれば他車にも装着できる点。アクセル開度がリアルタイムで視認できるのが大きな利点です。
他車でも使える為、初期設定がすこし面倒でアクセルのオンオフを操作するなどセッティングが必要ですが個体に合わせて設定している安心感があります。値段も「NewPPT」より1万ほど安いと良いとこだらけのようなのですが、操作方法とディスプレイがいまひとつ(悪くはないです)なのでやめました。逆にそこが気にならなければオススメ。

BLITZ:Sma Thro

コスパ:★☆ 機能:★☆☆ 使い勝手:

スマートのSmaと思うのですが、その名の通り、余っているボタン枠にはめるので標準装備のように見た目で、機能もオンオフのみとスッキリしてます。ただその弊害で調整がしづらく、ボタン長押しで本体から音が鳴りその間に調整するというものでした。値段は「NewPPT」の半値ほどなので、坂道などすこし不満があるときだけ使う用途であれば面白味はないですが必要十分な製品です。