機能・音質
コスパ:★★★☆☆ 音質:★★★★☆ デザイン:★★★★☆
※音質は純正品と比較(主観)
当たり前ですが純正と全く違います。音源がショボければそれなりに、良い音はさらに良く。いずれにしても音がクリアに聞こえるのでいつもより小さな音量でも聞こえます。
写真撮り忘れましたが純正のものははっきりオモチャで、逆にこれでよく音出ていたなと。
ちょっと贅沢したセパレート2ウェイスピーカーのトゥイーターですが、特にシンバルのシャンシャンがすごく立つようになりました。好きな人にはたまらないと思います。
ただ、元音が悪いとその部分が悪目立ちしてしまい、それが高音だと余計に耳障りになります。これは持っているデータが悪いので問題ないです。本末転倒になりますが、高音域を弱めれば解決?
デザインはシンプルでかっこいいのですが、マイナス分は設置し辛さ、特にトゥイーターの角度調整できる土台がもう少し小さければ土台ごと埋め込められたのになと。
施工方法
難易度:★★★☆☆ 作業時間:2時間
スピーカー(ウーファー)設置
純正よりサイズが大きいので、別途取付キットが必要になります。自作もできなくもないのですが折角パイオニアが用意してくださっているので「カロッツェリア スピーカー取付キット スズキ ジムニー用(UD-K124)」を取り付けました。手間暇、出来を考えれば良い商品です。
あとは説明書通り純正と取り替えするだけなので、プラスドライバーと内張り剥がしさえあれば特記することもないくらいとても簡単。
ネットワーク設置
ネットワークとはウーファーとトゥイーターを繋ぐ装置のこと。これをどこに配置するかによって難易度が変わってきます。すべてドア内で完結すればとても簡単。しかし、ボディー側に設置すると途端に難しくなります。今回はデッドニングも同時に施工したので、一度塞ぐと取り出すことが難しい。何か起こることはまずないし、なって欲しくもないのですが。その不安を除いたとしてもトゥイーター感度を3段階調整できるスイッチがネットワーク側にあるんです。Why!?調整することもそうないのですが変えたくなることもあるだろうと切替しやすいボディ側に設置することにしました。
場所は前席の足元にある内張りの中。というかここしかない。付属の両面テープでは心許ない(間違いじゃないと思うくらい小さくて弱そう)ので付属の結束バンドを近くにある頑丈そうなコードに絡め固定します。
コードはドアとボディを繋ぐ蛇腹に通すだけ。この蛇腹がなかなか狭くて通すのが難しい。特に運転席側がコードが多くかなり狭いです。
そこで、パーカーのフードに紐を通すのと同じ要領で、アルミ線を三つ折りして捻ったものを通します。専用の道具もあるようですが、そんなに出番もないので自作しました。
これが通ったら半分終わったようなもの。先っぽにネットワークから出ているコードをマスキングテープなどでしっかり取り付け、シリコンスプレーをたっぷり吹き付けすべりをよくし(使い方としては間違えてます)コードを通します。これを計3コード×2箇所(溜息)やることになるのですが、まず太いものを先に通しましょう(ここ重要)。苦労した分ドキドキできます。
トゥイーター設置
設置場所をどこにするかが一番時間がかかったところです。結局、実より見を取りました。
トゥイーターは高音域を受け持つスピーカーで、この高音というのが拡がらずまっすぐ進むらしく、遮蔽物がなく耳の高さに設置するのがベストらしいです。そう考えるとAピラーに設置するのが一番良いのですが、見た目にゴチャゴチャするのがどうも不恰好でドアミラー横にしました。パイオニア純正の取付キット(UD-K301)も同じ場所です。
念のためAピラー、ドアミラー横のパーツの金額をDに聞いたところ、Aピラーが1600円、ドアミラー横が1200円でした(やはり高い!)。
そう考えると「UD-K301」もそんなに高くはないです。実際、注文したのですが品切れで早くて年末になるとのことでキャンセルし純正に穴あけ加工しました。電動ドリルはあった方が楽ですが、千枚通し、ピンバイス、カッターがあればできます。
ご覧のようにちょっと下向きで、ドリンクがあると半分以上塞がってしまいます。耳が悪いのかそんなに不具合は感じてないです。
ドリンクホルダーを真ん中に寄せれば良いと考えたのですが、エアバックが正常に作動しないので即却下。
スピーカー換装を考えている方へ
音もデッドニングと同じで底無し沼です。音に拘りがある人は是非。特にそうでない方でも前2つのスピーカーを「TS-C1630」に変えるだけでも大分変わりますのでオススメです。施工も簡単ですし。
今回紹介した「TS-C1630S」はプラス1万しますが、その価値があるかは微妙なとこかもしれません。ただ、後でトゥイーターを付けることはできないです。
買い物の、特に家電の基本ですが型落ちがオススメ。今回紹介した商品も一つ前の型落ち。型落ちと言ってもそこまで性能に違いはないですし、むしろ不具合が出切っていて安定しています。そして何より安い。メーカー泣かせの提案ですけど。お金がある方はご自分でやらず、どんどん新しいものに買い換えて経済回してください。