fulmando

静岡ホビーショー2022 レポート② ミリタリー編 - Fulmando Blog

静岡ホビーショー2022 レポート② ミリタリー編

2022.05.27 Fri | HOBBY

モデラーズクラブ合同作品展のミリタリーを紹介。

模型といえばやはりミリタリー

兵器系はそれほど好きではないのですが、やはり何か特化したものには機能美というか美しさがありますよね。あとミリタリー系は総じてレベルが高いのでどれも見応えがあります。

森・密林

兵士が野営しているところ。今風にいえばソロキャン。火が当たっているところを明るく塗装して光っているのは焚火部分だけ。他のグレーで塗装されてて一種の絵画ですね。
兵士たちは何を見てるんでしょうね?驚いているでもなく凝視しているわけでもない。動物でも見つけたのかいろいろ想像してしまう作品。地面や木の感じもよかったです。戦争はダメだけど合間の平和な感じは良いですね。
秘密基地っぽいのと色んな植物がすごい良いですね。葉っぱは素材は何でどうやって作ったんだろう?トムソーヤのハックのツリーハウス作りたくなりました。
鉄と錆がすごくよく出来てました。これくらいの小作品は好きです。雑草や根の感じも良いです。

海・浜

上陸戦のシーン。波の表現がとても良かったです。これも折れちゃってますがヤシの木登場。東南アジアが多く戦地になっていたと考えると複雑。
水没した戦闘機。密林具合とか海底?とかすごくよく出来てるんですが、主役(戦闘機)が弱くて惜しいと思いました。もちろん心の中で。

川・池

戦車から脱出しているシーンですけど、こんな失敗やらかす?水が出てくるジオラマはよく見かけましたし、みんな好きなんでしょうね。
今度は川から上陸するシーン。キャタピラから落ちてくる水が上手く表現されてますね。面白い。
次は水に突っ込むシーン。写真ブレブレですみません。水しぶきがとてもいい感じでペットボトルを利用しているそうです。模型あるあるですけどゴミがゴミでなくなるんですよね。何かに使えると思って。なので自分の部屋見る人がみればゴミだらけ。
水陸両用車いいですよね。無駄に川に入ったり出たりして遊びたい。軍用なので遊びじゃないですけど。実はこのプラモ購入していて積んだままなのでいつかジオラマ作りたい。
硫黄島の上陸シーン。これも波の感じがよく出来てます。お互い戦死者すさまじい戦いでしたので複雑な心境になりますね。
どうやら私は波が好きなようです。海藻も良い感じで本当の写真に見える。しかし、ここまで沖に上がることってあったのだろうか?そしてどうやって海に戻るんだろうか?
人の数が半端ない。多分どんどん増やしていったんではないかと推察。海辺もの人が多く出るものはやはり好きです。
こんな模様、実際あったのか知らないですけど細部まで手抜きなし。遊びこそ本気を出す見本でしょう。

町・廃墟

隣のブースに砲撃しているように見えますね。崩れた屋根や梁がいい感じです。何気に土台のやれ具合が良くて美術品という感じがしました。絵も額縁次第で変わりますし重要な要素ですね。
中東戦車部隊。珍しくキレイに撮れました。舗装の荒々しさが中東っぽい?すこし斜めに配された標識が良いです。
中東かな?砲撃されたビルや車のリアルなこと。すごいとは思うんですけど被害者を考えると作りたいとは思わないんですよね。映画でもモブに感情移入するタイプ。車盗まれたとか傷つけられたシーン見ると何とも。
塀の感じをみると東欧辺りでしょうか。ジオラマがすごく良く出来ている分、後ろにいる観覧者が進撃の巨人に見えてしまう。マスクせずに裸だったら完璧。
これで注目したいのはラクダではなく地面。カラカラに乾燥した硬い地面の上に砂嵐で被さった大きめの砂。そして車などで踏み荒らした感じがリアル。ただ残念なのがヤシの幹。棒みたいですがこんな種類があるんですかね?もうひと処理して欲しかった。

砂漠

戦車の跡を追っている部隊。砂漠やキャタピラ跡すごい良くて、特に砂のほんわり感が秀逸。聞いておけば良かった。
ジオラマもので気づいたのがヤシの木がでてくることが多い。作り方も人それぞれで、その中でもかなり上手いなあと思った作品。風でなびいている感じや倒れ方がリアル。葉っぱは既製品?ジオラマの素材どれも高いんですよね。
キャタピラの歪み具合と地面がいいですね。この標識が当てにならないことは確か。