折角エアブラシを買ったのと、仕事が暇だったので間を置かずに作りました。といっても大阪に打ち合わせ行った帰りにヨドバシに寄っての衝動買いですが。
パーツ数も少なく、接着剤もほぼ要らないくらいよく出来ているのでオススメです。久しぶりにプラモを組んだので他と比べられないですけど、昔(30年前)は接着剤ありきが当たり前だったのでよく出来ているなあと関心しました。
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一度組み立てると中にいる前席のナウシカが取り出せないのでやり直しと失敗ができないのがかなりのプレッシャーでした。ちなみに後席のミトは上半身しかないので、スポッと取り出せます。
ナウシカ。写真だとわからないですが2.5cmくらい(スケールが1/72なので身長180cmで以外にでかい!)。
近眼、乱視、複視。そして最近は老眼も入った四重苦の私がよくこんなの塗れたなと思うでしょ?タミヤ謹製「ヘッドルーペ」を使うとあら不思議、拡大して見えるのは当たり前ですが、見えるサイズに合わせて筆が動かせるんですよ。結構高かったんですが、細かいところの作業には必須アイテムです。ただ、レンズに色が微妙に付いているのが玉に瑕。特に2.0倍のレンズが気になる。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.92 ヘッドルーペ 1.7/2/2.5倍レンズつき 74092
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あと、キャノピー。きれいでしょ?実はこれ自作です。というのも、本体の塗装の際「マスクイングゾル改」という液状のマスキング剤を塗ったのですが、塗りが足りなかったからか侵食して溶けちゃったんですね。弱ったせいかひび割れも。
新しいの買うことも考えましたが、これだけの為に買うのもと思い、ネットで調べて「ヒートプレス」なる方法(後述)でプラ板から作成。怪我の功名か元より薄く透明度の高いものになりました。操縦席と比べると全然違います。世界観的にちょっと質悪い方がそれっぽいのですがもったいなくて出来ませんでした。。
後席の城おじミトです。服が思ったよりオレンジになってしまってレンジャーっぽくなってしまいました。照明によって見え方が変わるので注意しましょう。
ナウシカにも言えるのですが、計器や椅子なんかも塗ったのですがほとんど見えなくなってますが、塗らずにいられないのは何なんでしょう。
溶接痕や翼の噴射口、排気口などに汚し表現(ウェザリングというみたい)を「Mrウェザリングカラー」を使ってみました。普通に塗り塗りするだけでそれっぽくなるのでオススメです。専用のうすめ液でないと落とせないので必須です。
あと、一見、上手くできているように見えますが、翼の噴射口にある可動する軸がポッキリ折れてます。接着剤で繋げていたのですが、撮影中に折れてしまいました。もう動かしたくないです。
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GSIクレオス WCT101 Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液 110ml
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スタンド。文字部分は消しゴムに塗料をつけてハンコのように塗りました。少し失敗したので筆で直したら余計に汚くなったので(よくある)、上からシルバーを軽く吹いて誤魔化しました。汚くなったところも誤魔化せ、意外な効果が出たので結果オーライです。失敗は成功の母ですな。
あと、弾丸が付いていて、どうしたら良いのかわからないので、それっぽく置いてみました。
アニメや漫画では気づかなかったけど、上から見るとほんと蛾ですね。あと思ったより翼(羽)が大きく、縦に短い。
キャノピーの作り方(ヒートプレス)
- エポキシパテ(粘土でもなんでも熱に強ければOK)で型を作る。プラ板の厚さ分気持ち小さめに。
- 透明プラ板(0.3mm※厚いほど難しい)をキャノピーの3倍以上の大きさで切る。
- 切ったプラ板の両端に割り箸を瞬着でくっつける。
- 電気コンロで全体(ここ重要)を炙ってたゆんたゆんになるまで暖める。火事に注意。
- それを型に押し付けて、手(軍手×二重必須)で押し付けて型を取る
- 余分な部分をカットして出来上がり。
ウチはIHだったので無理でしたが、ガスコンロでもOK。
ただ、火事が怖いのと満遍なく温まらないので電気コンロがオススメ。餅も焼けるし。
使い勝手は紙粘土。完全乾燥に12時間ほどかかるのでゆっくり成型できますし、乾燥した後は密度が高いので掘削してもきれいです。
反省点
- 折れた場合の対処
細くて負荷がかかる部分は面倒でも真鍮線などで補強した方が良い。 - 接合部の塗装
塗料で分厚くなるので綺麗にくっつかなくなる。塗り分けが必要でなければくっつけておく。あとで削ってしまってもいいけど予めマスキングするのもアリ。 - マスキングゾル
かなり集めに塗ってちょうど良いくらい。曲面で便利と思ったけど使いどころが難しい。 - 透明プラ
後から知ったけど、普通のプラより硬く脆いので丁寧に扱う。 - つや消しクリア
塗面保護のためクリアを吹くのだけど、つや消しを吹くとコントラストが弱くなる(吹き方が悪い?)ので、それを見越して濃いめに塗装する。
まとめ
2回目にしては、なかなか上手くできて我ながら天才と思ったのすが、アップで見るとまだまだですね。満足してますけど。
今回もいろいろ失敗したけど、それが返って良い結果に繋がることもある。ネットに頼らず後にも繋がるのでまず自分で考えてやってみるのも良いのかもしれない。