ガッツリ休めるほどではなく、ほどほどにヒマな時が続いた(事務所には待機しないといけない状態)のとき、ほぼ日でMOTHER2を3DSで発売するということで特集を組んでいたので、MOTHER3(WiiUダウンロード版)を購入しました。なぜ2ではなく3かというと、前に2を買って挫折というか仕事忙しくなって途中でやめた(その程度のゲームだったたんだろう)のと、折角だし新しい方と思い選択です。
以下、ネタバレなし。
1週間ほどでクリアしました。
最初は平日の合間にしていたけど、最後は土日いっぱい使って日曜の夜にクリアしました。
RPGとしては短めだけど、程よい長さでした。
感想は、まあせつない。とにかくせつない。けど、いやな気分ではなく、ただただせつない。
丁度嫁がお風呂入ってたからよかったけど、目から汗を大量にかいてしまった。ゲームでは初めてでないかな?
このゲーム、自分で名前を付けられるんだけど、これを家族の名前にしたのがいけなかった。ゲームと現実がごちゃまぜになって、相乗効果になってしまった。あと歳とって、筋力や視力だけでなく、涙腺も弱くなってるし。
ただ、あの終わり方はなんだかスッキリしない。あえて、なんだろうけど。
欠点ではなく、それもこのゲームの良さのひとつになっている。
ゲームとしては、日本のRPGでは普通の一本道のストーリー。だけど話は単純ではなく、むしろ複雑。解釈も多様。一本道なのでどうしてもやらされている感はあるんだけど、話の展開もテンポも良く、ちょっとしたセリフや言葉使いも面白いし上手いので気にならない(ネタが古いので若い人には難しいかも)。というかRPG自体久しぶりにプレイしたので新鮮だった。
戦闘もリズムに合わせて連続攻撃できるのも楽しく、シンボルエンカウントなのでストレスもあまりない。覚えるのが面倒な魔法(この世界ではPK)も英語なのであえて覚える必要もない。また、PKのひとつは自分で名前つけられるし(PK○○○αとか)。また、レベル上げもほとんど要らず、ボスも程よく強いのでバランスもよかった。人によっては物足りないかもしれないけど。
そして、ゲームを作りたかった中学生くらいに考えていた理想のようなグラフィック(ドット絵)。
想像の余地があるグラフィックでなければ、ここまで面白くなかったし、主人公が喋らなかったのもよかった。プレーヤーは自分だから勝手に喋ってもらっては興ざめする。
リアルなグラフィック、ビジュアル系のキャラクター、甘えた声のフルボイス、映画観たいなムービー、要りません。それなら、ゲームでなく映画やアニメで観ます。ビジュアル系のキャラクターはアニメでも要りませんが。でも、トータルリコールみたいな超リアルなVRはやってみたい。
話しずれましたが、台詞回しなどすこしクセがあるので万人向けではありませんが、心に残るゲームのひとつになりました。
最後に、シナリオなどを担当した糸井さんとお笑いの伊集院さんの対談動画(音声だけですが)を紹介します。最後の方、作家の川上さんも加えた鼎談になってます。MOTHER3を題材にしてますが、ネタバレを恐れてゲーム論みたいな話になりましたが、膝打つことも多くとても面白いです。
・・・今、2やってます。
いろいろありますが、WiiUを持ってたらWiiU版をオススメします。是非TVの大きなモニタでやってもらいたい。
また、好みもありますが、ジャギー(ドットのギザギザのこと)を抑える機能もあて、目に優しくそこまで古さを感じさせないので。
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