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デッドニング基礎講座(素人覚書) - Fulmando Blog

デッドニング基礎講座(素人覚書)

2021.11.25 Thu | CAR

一旦休戦となったデッドニング計画。これまで得た知識を忘れないためにレポートしました。(2022/04/13改訂)

はじめに

しばらくデッドニング を止めるので備忘録的にまとめました。再開した時にまた勉強するのも面倒なので。

この情報は備忘録が主目的。あくまで素人がネットで知った情報をまとめたものになります。ソース(情報源)に間違いや偏見があればダメですし。そもそも正しい情報って難しいですよね。一応いくつかのサイトや動画を参考にしています。

あと、スマホ向けには作っていないのでPCやタブレットで。スマホしかない場合は横向きでご覧ください。

素材の評価と基準

まず、ここで紹介するものはプロが使う「STP」ような高級な素材は入れていません。素人DIYでできる素材の評価です。

表の見方

◎○△の順で評価が高く、黒塗り●▲は予測、もしくは自信がない。
掲載していないからダメという訳ではなく単に知らないだけなので、もしオススメがあれば教えてください。

  • 機能:
    振…制振、熱…耐熱、水…耐水(疎水)、吸…吸音、遮…遮音
  • 費用:
    値段というより他社との相対評価
  • 効果:
    素材そのものの効果の高さ(メーカー情報、期待値)
  • 施工:
    貼りやすさや加工のしやすさ
  • 耐久:
    情報が少ないので確度は低いです
  • 備考
    上記以外で分からない特長

制振材

重い方が効果はあるが、車重も重くなり、場所(重力に逆らう)によっては剥がれる懸念も。すこし剛性も上がりますがオマケ程度と考えるのがよろしいかと。
基本、平らで軟そうな箇所に貼ります。凸凹しているところ貼ってもすでに剛性があり効果は薄い。ただ、ルーフのような広くそれほど凹凸していない場合は補強にもなるので跨ぐような貼り方が良いらしい。
面積はメーカーにもよりますが最低30%、多くても70%でそれ以上貼っても効果が薄いです。貼るほどほど効果はでますが結構重いので、性能の良いものを的確に少ない面積に貼るのがベター。

総評品名(メーカー)機能費用効果施工耐久備考
レアルシルト
(積水)
評判が良い
剥がしやすい
元はドア用
耐熱(0〜80度)
レジェトレックス
(日東)
粘着力が強い
剥がしにくい
耐熱(0〜40度)
軽い
オトナシート
(日本特殊塗料)
匂いがする
粘着力が弱い
トランクに最適
予算があればレアルシルトがオススメ。施工のしやすさも効果も良いです。

吸音材

一般に吸音材は高音は吸収しやすいけど低音は吸収しにくいといわれてます。また厚いほど効果があるが素材によるので同じ厚さでも素材に異なります。
ちなみに吸音材と遮音材の違いですが、吸音材は多孔質素材で音を吸収させ、遮音材は比重の重い素材で音を反射させ使い方を間違えると逆効果にもなるのでご注意を。
面積は100%を目指す。制振材と同じく厚い方が効果が上がるが、特に床下など場所によって厚く出来ないところもあるので場所によって素材を選ぶと良いです。

貼るタイプ

貼るタイプは施工がとにかく楽。天井や壁など重力がかかる場所は多少性能が悪くてもこちらがオススメ。

総評品名(メーカー)機能費用効果施工耐久備考
ゼトロ
耐熱吸音シート
(防音工房)
吸・熱熱に強い
綿?が気になる
吸水性がある
ボンネットに最適
東レペフシート
(東レ)
吸・熱
吸水しない
粘着力が強く
剥がしにくい
5年程しか保たない?
ルーフ(平面)に最適
エプトシーラー
(日東)
吸・熱
水・振
評判が良い
オールマイティ
剥がしやすい
柔らかく曲面に最適
配線にも使える
静音計画
ロードノイズ
低減マット
(エーモン)
吸・遮遮音あり
重い
エプトシーラー がオススメ。軽く柔らかくてとにかく施工しやすいです。ただ水に濡れるとどうなるかが不安。

詰めるタイプ

隙間を埋めるのに丁度いい素材で素材もかなり軽いものです。とても安価で気軽に使えますし、詰めるだけですので外すのも簡単。
両面テープやスプレーボンドなどでくっつけて使っても問題ないので、用途に応じて使いましょう。ボンドの種類によってはキレイに剥がれない(下地を痛める)可能性もあるのでご注意を。特にスプレーボンドは高性能マスク必須です!肺が確実にやられます。

総評品名(メーカー)機能費用効果施工耐久備考
シンサレート
(3M)
吸・熱
疎水性あり
ルーフに最適
ニードフェルト
(日東)
埃が出る

遮音材

吸音材で弱い低音を遮ってくれます。
効果はありそうなのですが車に使うには重たすぎるので見送ろうかと。施工している人もあまりいなさそうですし。よほど静音に拘るなら効果も高いと思います。使っても床下しか使えないかと。

デッドニングを考えている方に

デッドニング効果は施工したすぐが一番感じ、早ければ次乗る時には分からなくなります。少なくとも市街地でトロトロ走る分にはジムニーとはいえ十分静かで、もし気付いたとしても折角ここまで苦労したのだからとバイアスがかかり、逆に本当に効果があったとしても静かになったと感じたいからとひねくれ逆バイアスのループ。

そもそも、あんなデカくて重いものが高速で走るのだから音がして当たり前だろと思っていましたが、一度良い車乗るとビックリするくらい静かなんですよね。エンジンの余裕や構造の違いが大きいとは思います。

私はデッドニング沼にハマってしまったので後戻りはできませんが、悪いことは言いません。スピーカー交換だけにしておきましょう。それで十分、足るを知るってやつです。
もし時間があり余っていて、自分で改善するのが好きな方は良い暇つぶしになります。ちょっとお金かかりますけど。

プロにお願いするのも

お金はあるけど時間はない、自分でするのも面倒くさい。でもどうしても静かにしたい方はプロにお願いするのが良いです。10〜30万円とかなり高額ですが、材料代と手間を考えればそんなに高くは感じませんし、確実に自分でやるより効果があると思います。

参考サイト

ここで紹介したのは一部になります。素材メーカーはもちろん、個人サイト、Youtubeなども参考にしています。いろいろありすぎて迷うのですが、中でも見やすくまとめているものを紹介します。

素材毎の防音性能をテストしてきました!!! – みんカラ/