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アメトーーク!「iPhone使いこなせてない芸人」を観て - Fulmando Blog

アメトーーク!「iPhone使いこなせてない芸人」を観て

2015.05.15 Fri | DESIGN

古いネタですが、アメトーーク!の「iPhone使いこなせてない芸人」を観ていて、デザインについて考察。

番組の趣旨は、(自称)iPhoneを使いこなせてない芸人を集めて、あるある話や失敗談を笑うというもの。自分より劣ったところを観て面白がるなんて悲しい性。生きるための生存競争上、必要な素養なのか?そして私も例に漏れない(たまに酷すぎて観ないときもある)。

閑話休題。

みんな(演技として)笑ってたけど、アップルの開発者にはおよそ笑えない番組。
使いこなそうと思ってないからかもしれないけど、iOS6以前のデザインであれば、機械音痴でも、もうちょっと使いこなせてたように思う。というのも、iOS6を境にデザインが変わったから。

これまで実在にあるモノをモチーフにデザインしていたので、特に説明がなくても、そのモノを使ったことがあれば何となく使えたし、どういったものか直感ですぐ分かった。(よくよく考えたら、そのモノもデジタル化されて、カタチが変わったり存在しなくなるんだよなあ。今の子供にダイヤル式の電話マークってしっくり来ないだろうし)しかし、iOS7以降はiOS6以前をベースに極力無駄を省き、さらに中途半端(微妙なグラデがださい)に平面化したフラットデザインが拍車をかけた。

特にそれを感じるのが「時計」の目覚まし機能。アラームを切るにはスライドしないといけないのだけど、スライド方向が決まっていて(どっちでもOKにすればいいのに)どちらにスライドするか一見でわからない(よく見ればヒントは隠されているが)。iOS6以前は、実際のボタンのカタチをしていたので、迷い無く操作できた。

また、便利な機能が付いたのは良いが、これが誤操作を誘いイライラ。例えばホーム画面?(アイコンが並んだ画面)で、下にスライドすると「Spotlight」が表示されるんだけど、本当にこれが要らない。それなりに需要もありそうだから否定はしないけど、「Siri」のとこに付けときゃええやんと思う。

あれば便利だけど、別段要らない機能が増えてしまったのは別に良いけど、表示する操作が簡単過ぎるのはどうかと。

そもそも、対価に見合ったモノだと満足していれば、使いこなす必要もない。
仮に使いこなしても、ちょっと生活が便利になるくらいですしおすし、スマホに変わって便利になったと感じるのは「地図」と「ネット」くらいのもので、他は無くても別段困らない。使いこなさないと恥ずかしいって、そんなの気にせんでもええやん。

そういや、Googleさんも年々使いづらく、わかりにくくなるなあ。
あの過剰にシンプルにするのって、どうなんやろ?百歩譲っても、頻繁に変わるのだけは止めて欲しい。